家賃や光熱費で学費が払えなくなり親にお金を借りました
大学の学費をアルバイトで稼いでいましたが、一人暮らしをきっかけに生活費が家計を圧迫するようになりました。実家暮らしの時はかからなかった家賃や光熱費で学費が払えなくなり、泣く泣く実家の両親に借金し、なんとか大学に通っています。T.Hさん(21歳女性)。
完済した?:アルバイトで稼いだお金から、少しずつ返済しています。バイト代から生活費も捻出しなければならないので、返済は当分先の話になりそうです。
借りてよかった?:現在は少し後悔しています。上手くいっていると思っていた一人暮らしが、実は金銭で困っていると知ったときの両親の落胆の表情は忘れられません。面倒をかけてしまったという罪悪感が今でも残っています。
まず、お金を貸してほしいと両親に電話をしました
自分が置かれている状況や金銭面を説明しながら、自分の情けなさに泣きそうになりました。
一人暮らしをして自立できたと思っていた矢先、両親に負担をかけてしまったことが辛かったです。
両親は私を怒ることなく、すぐにお金を用意してくれました。
更に、私の生活が上手くいっていないことを不安に思ったのか、私の家まで様子を見に来てくれました。
直接私の生活状況を聞くと、両親は何も言わずお金の入った封筒を渡してくれました。
その時の両親の悲しそうな、複雑な表情を私は今でも忘れられずにいます。
何度も謝罪し、その度に「謝らなくていい。頑張って勉強して、きちんとした大人になってくれればいい」と言ってくれた両親には、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
現在はバイト代から少しずつ返済していますが、社会人として働くようになってからは、返済額を少しでも多くして全額返済できるようにしたいと思っています。
お金を借りて返すということは思っていたよりも負担
私は両親にお金を借りたので、一般的な金融機関とは違い利子などはありませんでした。
しかし、どんなに少ない額でも、お金を借りて返すということは思っていたよりも負担になります。
毎日頑張って働いても、借金返済のために消えていくお金があるということは、精神的にも辛い思いをします。
ふとした時に借金が頭の中を掠め、全額返金までどれくらい働けばいいのか、きちんと返済できるのだろうか?
など、お金のことや将来のことを考えてひどく落ち込んだこともありました。
借りる時は一瞬でも、返す時間は膨大なものになります。
生活費用などで借金が必要不可欠になることもあるかもしれませんが、ギャンブルや娯楽のために軽い気持ちで借金をすることは決してしないでください。
借金は、これからの長い人世に重くのしかかってくるものです。
お金を借りるときは、自分の状況や将来をしっかりと考え、きちんと返済する覚悟を持った上で自己責任のもと行うようにしてほしいと思っています。