車のローンが払えなくなった為、親にお金を借りたY.Kさん
リーマンショックのあおりを受けて会社が倒産寸前、給料もほとんどなく車のローンが払えなくなった為、親にお金を借りました(Y.K37歳女性)。お金を借りられたので、車のローンを一括返済でき、支払う金利を抑えることができました。
金利の高い金融から借りるのではなく、親から借りられたのが救い
本当にこんなことが起こるとは思っていませんでした。
お金を借りるのは親といえども言いづらかったです。
しかし、金利の高い金融から借りるのではなくて、親から借りられたのが救いです。
闇金などに手を出していたら、今頃どうなっていたのかわかりません。
お金を借りている間は、やはり親に対しては肩身の狭い思いをしていました。
親だからという甘えを持って返さない人もいるのでしょうが、やはり自分の力で生きていないということに引け目を感じました。
しばらくして転職し、お給料も上がました。
生活に不自由することもなくなりました。
しかし、返済が終わるまではできる限り質素に、少しでも多くの金額を返すように努力しました。
お金を借りることはとても簡単ですが、返すことがとても大変だと身をもって知りました。
それは借りた金額が多くても少なくても同じではないのでしょうか。
本当に返済するのは大変な事です。
生活をして余った分を返済にあてるのではなく、返済分を必ず生活費に組み込んで生活をしなくてはいつまでたっても返済は終わらないと実感しました。
ズルズルと借金返済を長引かせてしまう原因
一度お金を借りてしまうと、借りることへの抵抗がなくなってしまいます。
そして実際は何とかなっていたかもしれないのに、借りることによって少し余裕をもった生活になってしまうことがあります。
また、返済するにあたり、借りたことでできた余裕から抜け出せずに、実際に返せたかもしれない金額よりも返せていない事もあります。
これがズルズルと借金返済を長引かせてしまう原因だと思います。
実際に私も返済が終わっていないにも関わらず、お給料の良い月には返済へ充てるのではなく外食をしてしまったり、といった事がありました。
こういった事をせずに返済にあてていれば、もっと早く完済していたのだろうと思います。
私の場合は親から借りたので、金利が膨れ上がることもありませんでした。
しかし、金融ローンとなるとこの間にも返済額は増えていきます。
なるべく借りずに、生活を見直すことが一番ですが、もしもどうしても借りなければいけないのなら、借りたことで余裕ができたと思ってはいけません。
何とかなった、という安心感が返済を遅らせてしまいます。
返せる見込みはあくまで見込みだという事を忘れないで下さい。