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どうしようもなくお金に困った時があった



どうしようもなくお金に困った時があった。


キャッシング枠も限度額いっぱいでもう借りれない

親戚の慶弔事や友人の結婚式などが重なり、間が悪く体調も崩して、治療費が嵩んでいた頃だった。貯金も底を尽きかけ、保有しているクレジットカードのキャッシング枠も限度額いっぱいまで借りてしまっていて、もう現金を引き出す事はできない。

おまけに勤めている会社も、事業自体が廃止で700人近くが解雇される、と言うまさにその時があと3か月後に迫っていた時期で、なので新しく何処かに借金の申し込みをすることは躊躇われた。

でも給料日まで過ごすお金がほとんどない。

しかも電車の定期券も切れてしまい、交通費の事も考えなければならなかった。
しみじみと、貯金の重要性を痛感した。

その頃、体を壊す前は3食すべて外食で、週に何度も飲み歩き、宵越しのお金は持たない、みたいな感覚で暮らしていた。

ひとり暮らしだが、自炊などした事もなかった。
でも、とにかくこの現状をどうにかしなければならない。

そこでまず、なにはなくとも定期券は、と言うことで、これはクレジットカードで買ってなんとか凌いだ。

不要なものを売ってお金を作った

問題は現金をいかにして作るか、だが、まず手持ちの本で新しく綺麗なものはブックオフに売り、希少性の高い本はボストンバック3つ分を、神田・神保町の専門の古書店に持ち込み、これはかなり高く買い取ってくれて、この時点で3万円が手に入った。

予想したより遥かに安い金額だったが、それでも、しみじみと有難い3万円だった。

あとは思い切って、CDのもう聴かないであろうものを渋谷のRECOFANに持ち込んで査定してもらい、これもレアなCDが結構あったので1万円近くになった。

そして映画のDVDも、思い切ってぜんぶ、中野ブロードウェイにある専門店で買い取って貰った。ここでは15000円になった。

あとは日曜日に1回、引っ越し屋のアルバイトをして、日給8000円を貰った。あの時を期に、自炊をするようになり、今に至っている。

辛かったけれど、あの時があったから、お金の有難味、がしみじみと身に沁みたのだと思う。

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