10日間500円で生き抜く為のサバイバル術
給料日まであと10日を残し、所持金の残高は500円。仕方なく消費者金融からお金を借りようとしている。
一見するとこの人はかなり危機的状況に置かれているように見えますが、大丈夫。
心配いりません。
何故なら僕自身も学生時代今回のケースと似たような修羅場を何度も経験しているからです。
以下では、この状況下で10日間生き抜くための方法を、僕の経験を踏まえていくつか提案していきたいと思います。
消費者金融でお金を借りる前に
まず初めに、この人は消費者金融の無人契約機でお金を借りようとしているとのことですが、これは絶対にダメです。
そもそも給料日の10日前にこんな危機的状況に陥ってしまう人が、消費者金融を計画的に利用できるはずがありません。
どうせ生活費に困る度にお金を借りるのが癖になり、借金で首が回らなくなるのがオチです。ともかく消費者金融でお金を借りる前に、これからお伝えする方法を試してみてください。
ギャンブルもダメ
この人が次に考えそうなのは、競馬やパチンコで一発逆転を狙う方法ですが、これも止めておいた方が無難でしょう。
一日の生活費を1000円と見積もっても、10日分だから1万円勝つ必要があります。
僕の長年の経験から言って、500円の元手を1万円にするのはかなり厳しいミッションです。
成功率は1割も無いでしょう。
チャレンジして一文無しになり、自分をより厳しい状況に追い込むのが目に見えています。
カイジのような天才的ギャンブルの才能がない限り、ギャンブルには手を出さないで下さい。
ここまでは10日間500円生活の禁止事項を話してきましたが、ここからはお勧め方法を提案していきます。
彼女(彼氏)や友達の家に転がり込む
まずは最もハードルの低い、彼女(彼氏)や友達の家に転がり込む方法です。
実際、僕はこの方法で幾多のピンチを凌いできました。
この方法にマニュアルやコツはありません。
日頃の行いが良く、人望さえあればいいのです。
唯一の注意点は「居候させてもらって申し訳ない」などという卑屈な感情を、家主に対して1ミリも持たないこと。こちらがそんな姿勢でいると、かえって相手に気を使わせてしまうからです。
むしろ「この部屋は自分の別荘だ」くらいの気持ちの方が、居候は上手くいきます。
「そんな事言ったって自分には彼女(彼氏)はおろか友達もいないし、人望も全くない」とお嘆きの方、大丈夫です。
そんなかわいそうなあなたにも、ピンチを切り抜ける方法はあります。
ハローワークに行く
まずハローワークに行って、日払いのバイトを紹介してもらって下さい。
仮にその日のうちに見つからなくても、2~3日すればバイトは舞い込んで来ます。
しかし、注意しなくてはいけないのは日雇いや短期バイトの場合、ほとんどが重労働です。そこは『金の為精神』で耐え抜きましょう。ファイト!
「今までに提案されたどの方法も、人望も根性も無い自分には無理。もうダメだ・・」と諦めムードのあなた。
あきらめたらそこで試合終了ですよ。
今回は特別に10日間生き抜くための最終手段を伝授して差し上げましょう。
名付けて『フルーチェ生活』です
まずはパンの耳が売っている、若しくはタダでくれるパン屋さんを探してください。
個人経営で庶民的なお店ならたいていは置いてあるはずです。
ほとんどの場合、一袋に500グラムは入っています。
次に100円ショップに向かい、残ったお金で買えるだけフルーチェを入手して下さい。
そしてフルーチェにパンの耳を浸して食べるのですが、ここで重要なのがフルーチェに入れる牛乳の量です。
箱にはⅠ袋200CCと記載されていますが、300CC以上入れて薄めて下さい。
目安はフルーチェがギリギリ固まるラインです。
こうすることで薄味にはなりますが、量はかなり増えます。
またこのフルーチェ生活はダイエット効果もあり、僕は1週間フルーチェにパンの耳を浸して食べ続けた結果、7キロ減量しました。
お金をかけずにお腹も膨れて、その上ダイエット効果まである。
是非一度フルーチェ生活をお試しください。(健康上の問題が出ても、こちらで責任は負いかねます。)
上記で提案した方法をとれば、あなたはおそらく500円で10日間生き延びられるでしょう。
しかし、忘れてもらっては困るのは、こんな状況にならないよう「お金は計画的に使う」ということです。このことを肝に銘じながら楽しい10日間をお過ごし下さい。