低金利というだけで住宅ローンを決めない
その時その時の経済状況によっては、「今が住宅の買い時」などと言われる時期があります。その背景を見てみると、住宅購入を促進させるような経済対策がとられていることも影響しているようです。
また、金利の情勢も大きく関与しています。
住宅の購入といえば、一生のうちでも最も大きな買い物の一つです。
現在の経済状態、そして家計の状況など、冷静に見極めることも大切です。また、言うまでもないことかもしれませんが、優遇制度、住宅ローンの金利などにも配慮していくことが大切ですね。
住宅ローンを組むとなると、数十年という長いスパンで考えていかなければなりません。
その時の経済情勢によっては、住宅ローン金利が低いときもあれば、高くなるときもあります。
「今は住宅ローンの金利が低いから」といっても、何年後かにはまた違った情勢になっていることも、充分考えられます。大きな買い物であるがゆえに、家計に長期にわたって影響を及ぼしてくるのが、住宅ローンです。
「変動金利型」と「固定金利型」と、金利タイプは二種類ありますが、それぞれのメリット・デメリットなど、特色をきちんと把握したいものです。
また、どうしても低い金利を提示している銀行などに目が向きがちになるのは、無理もないことです。しかしながら、金利比較だけに終わり、それだけで住宅ローンを組む金融機関を決定してしまわないようにしたいですね。
たとえば、住宅ローン減税制度による減税効果などなど、経済対策のメリットも考慮に入れていくとよいでしょう。
いずれにしても、ローン返済中の家計をできるだけ余裕のあるものにできる、無理のない住宅ローンを組みたいものです。
