消費者金融の審査基準
柔軟性が高いといわれている消費者金融の審査基準ですが、もちろん誰でも借りられるというわけではありません。
各業者によって線引きは異なっているため、「こちらでは断られたけれどこちらでは通った」ということは決して珍しいことではないでしょう。
でも、審査に通りやすい方、通りにくい方というのは明らかに存在しています。
満20歳以上70歳未満
まず、融資を受けるための基本的な審査基準として、満20歳以上70歳未満(業者によっては65歳未満)であること、十分な返済能力があることがあることが挙げられます。未成年の方や収入がない方は融資を受けることができません。
パートやアルバイト、派遣社員、学生
パートやアルバイト、派遣社員、学生などの場合には各業者の判断にゆだねられることになりますが、毎月の収入が安定しているか否かが大きなポイントになるというのは間違いないでしょう。
なお、以前は収入の全くない専業主婦(主夫)でも借りられることを前面に打ち出している業者がありましたが、2010年6月の貸金業法改正により、配偶者の年収の証明書類と同意書が必要となっています。また、収入が年金のみという方も同様です。
これまでに返済が滞ったことがある方
安定した収入があっても、審査基準をクリアできないケースもあります。特にこれまでに返済が滞ったことがある方はかなり厳しいと言わざるを得ません。
他社からの借り入れがある場合
また返済額が残っている借入がある場合には金額よりも借入件数に重きを置いて審査が行われます。一般的に、3社以上の借入がすでにあるケースでは、審査も厳しくなるとみて間違いないでしょう。
ただし、他社からの借り入れを隠して申し込んでも、消費者金融では各社が信用情報機関を介して情報を共有しているので結局はわかってしまいます。その場合には心証がきわめて悪くなり、審査に通らない可能性も高くなりますので、絶対に嘘はつかないようにしてくださいね。